その1:リラクセーション反応
リラクセーションに科学的な定義があることをご存じでしょうか。それが、リラクセーション反応です。
1970年代に、アメリカのハーバード大学で研究され、書籍「リラクセーション反応」はとても広く読まれました。それまでは、セルフケアの概念が社会的に薄かったと想われます。それ以来、リラクセーション反応は生活に取り入れられ、ヨガなどの実践が定着する背景になったのではないかと思います。
リラクセーション反応の実践はとてもシンプルです。
何か、見るもの(蝋燭や風景)聞くもの(自然の音や音楽)からだの感覚などに注意を向け、浮かぶ考えを受け流し20分過ごすこと。
初期の研究では、静かな場所や、楽な姿勢が含まれていました。はじめての方は、この要素もつけ加えると実践しやすいと思います。
静かな場所で、楽な姿勢で、聞こえてくる音や、キャンドルに意識を向けて、浮かぶ考えをひとつひとつ確認して、ふたたび、何かに意識を戻していく。とてもシンプルな実体験をしていきます。