その2:からだのシルエットを観察する
人の体をまじまじと観察することは、理科室の標本くらいでしょうか。それも気持ち悪くてみない人が多いかもしれません。
私は若い頃、美術を学んでいたので、美術解剖学の本などをよく見ていました。それでも実際の人の体を観察することはなかなかできていません。
そして、自分のからだを観察することは、人のからだを観察するよりも難しいのです。だって、自分のからだを自分で見ることが出来るのは手足くらいですから。
自分のケアをしてくために、人の体を観察していく。
参加者同士で観察しあって、感想を伝え合う。そして、生活の中でも家族や、同僚などの姿を観察していくことで、だんだんと、自分のからだに気づきやすくなっていきます。