会社の会議においてのファシリテーションとは
会社の会議においてのファシリテーションは、前提と目的を確認し、参加者の発言を促す機能です。
話の流れの整理、認識の確認をおこなうことで話し合いの交通整理を行い、相互理解や合意形成をサポートします。その結果、話し合いは目的に沿って生産的に進めることが可能です。
衆知を集め協働するためには有効です。変化が早く、解決策を見つけ出す必要がある近年、リーダの能力として必要とされています。
ファシリテートすることで得られること
・メンバーの意見が出やすくなる
・メンバーの相互理解、合意が得やすくなる
・未解決の課題について取り組みやすくなる
ファシリテーターとしての役割
ファシリテーターの役割は、メンバーを対等な存在として扱う、メンバー自身が結論を見つけ出すことを促進します。
また、会議内容だけでなく、メンバー気持ちの変化への寄り添いや、内容へのすり合い具合の確認も大切です。
組織内では上下関係(ランク)が存在します。もし、上席の方がファシリテートする場合、意図的に立場を対等にする促しが必要になります。
ファシリテーションを依頼する場合
本来、会議でのファシリテーションは社内の人間がすることが望まれます。ただし、上下関係が影響しすぎる、対立関係がありフラットに意見を述べることが出来ない場合には、外部の者をファシリテーターとして用いることも有効です。
ただし、外部ゆえの課題も存在します。内容に精通していない、精通するまでに時間がかかる場合があります。
大切な時間を使う会議。
共に丁寧に創っていきましょう。
参考書籍
アジャイルレトロスペクティブ