私と臨床動作法:自分に関心を向けること

からだがゆるまる初体験

私はカウンセリングを学ぶ間に、臨床動作法に出会いました。もう10年も前のことだったと思います。産業カウンセラーの資格はとったものの、右も左もわからない状態でとある企業の研修会に参加していました。そこで感動的な体験をしたのです。ゆっくり触れるだけでからだが楽になる。驚きの体験でした。

ゆっくり触れてゆっくり離していく

この方法の名前は、「とけあい動作法」と説明を受けたと思います。「とけあい」とても魅力を感じたことを覚えています。コツはゆっくり離していくことでした。触れるそしてゆっくり離していく。それだけでゆるむ体験が衝撃的だったのです。

無意識にしている、自分の活動を止めて居る緊張を手放すこと。

「とけあい動作法」は「動作法」の発展系として展開されたものです。心理臨床では「臨床動作法」が広まっています。いずれも共通していることは、からだにある緊張をゆるめていくことにあります。技術の背景として、漸進的筋弛緩法があります。これは、緊張を与えてゆっくりと緊張を解いていくことでリラクセーションが起きるというものです。完全弛緩するとも言われています。
ざっくり言うと、少し緊張させて、ゆっくり解いていくとその場所がリラックスしていくというシンプルなことなのです。

1日5分で大丈夫

この体験を元に、ゆるまるワークショップを開いています。基本は「少し緊張ゆっくり手放す」これをいっしょに学んでいます。ワークショップでは、肩こりや、気になっていることを参加者に合わせながら行っています。
ワークの中で必ず言うことは、1日5分でいいので静かな時間を持つこと。「少し緊張ゆっくり手放す」の最小限の実践は呼吸を意識することです。めったに止まることのない呼吸を少し意識するだけ。吸う言うことは緊張すること、吐くということは手放すこと。吸ってゆっくり吐くことで、リラックスしていきます。

何かのついでで大丈夫

特別に時間を取らなければいけないと思う人もいるかも知れません。いえいえ、ながらで大丈夫です。テレビ見ながらでも、歯を磨きながらでも、音楽を聴きながらでも、なんなら仕事をしながらだっていいです。
でもできれば、静かな時間をとって、きれいな風景を見ながらでも5分過ごしてみてください。きっと、少し違った感覚が得られると思います。

身近な人をゆるめてください

できれば、身近な人をゆるめて欲しいと思います。静かによこに一緒にいるだけで人はおちつくものです。特に期待せず、ただいっしょにいること。
もし触れることが出来る人はゆっくり触れて、ゆっくり離れてみることも。

お気軽に聞いてください

私は臨床動作法に出会って、セルフケアに向き合うことができました。自分のからだを感じてゆるめられる実感は、いろいろなことがあっても密かな自信に繋がります。
そして、臨床動作法を行っていると、自分のからだがあるということに気づきます。自分のからだがある実存感に気づくとき、からだは落ち着いていくように私には思えるのです。
多くの人に楽になって欲しい。なんでもかまいません。気軽にお問い合わせください。できる限り答えたいと思います。

 

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